Webゲームについて
久しぶりのポスティングです。
僕はずいぶん長い期間ゲーム開発に努めましたが、そのプラットフォームは時代によって変わってきました。
学生の頃、ゲームと言えばゲームセンターのアケードゲームや家庭用コンソール、PCゲームが普通でした。
ネット環境が整えてからはPC基板のオンラインゲームが流行りました。
FacebookのようなSNSが流行ってからソーシャルゲームという新ジャンルが生まれ、ゲームのパラダイムが変わりました。
スマホが必須アイテムになった今の時期は断然モバイルゲームが主流であり、この流行りはしばらく続くでしょう。
(もちろん各プラットフォームは共に自分なりの生態界を構築してます)
さて、モバイル時代を引き継ぐ次のメインプラットフォームは何になるでしょう?
VR?
僕はWebゲームだと思います。
(ここで話してるWebゲームとは別途のインストールが必要なくブラウザー上で遊べるゲームを言います)
Webゲームは実は結構長い歴史を持ってましたが、今まで主流になったことはないです。
僕がこれからWebゲームが流行ると予想している理由は幾つあります。
ブラウザーの性能が充分高い
昔はゲームを起動するために高性能PCが必要でした。派手な画像を処理するためには専用のGPUも必要し、その性能を存分に発揮するためのライブラリー支援も要りました。
その一方、ウェブサービスは汎用性が重要だったので、ブラウザーの性能はゲームに向いてなかったです。
でもウェブ技術は発展し続けて、色んなインタラクションができるように変わり続けてきました。
ついにウェブ上で使えるGraphic Library 「WebGL」が登場し、ブラウザーでも良い品質の描画ができるようになりました。
(その前 「Flash」がウェブ系を風靡した時期もありましたが、今はもうロストテクノロジーになってしまって…)
そしてUnityエンジンが公式にWebGLを支援することで、既存のゲーム製作者も簡単にWebゲームを作れる環境ができました。
ハードウェアはどんどん良くなるし、今はカジュアルゲーム級クオリティならウェブ上で充分実現できます。
接近性が高い
ブラウザーとURL住所さえ分かれば、どんな環境でもすぐ遊べることができます。コンソールを起動したり購入したソフトをPCに設置したりする手間がかからないことです。このウェブの高い接近性はゲーム業界に限ってません。今はほぼ全てのITサービスがウェブ上で提供されています。(ChromeBookの登場は 「Chromeさえあれば何でもできる」 時代になったのを示しているでしょう)むしろゲーム市場はまだその流れに乗りきってない状況だと思います。
モバイルとの差別性
接近性だけ考えるとモバイルゲームの方が断然最高です。どんな状況でもポケットから出して簡単に遊べることができます。今のモバイル市場がここまで成長してきた1番の理由だと思います。
ただし、ゲームについてはモバイル環境だからこそ問題になる致命的な制約が2つあります。
配布が簡単
今まではゲームをサービスするために 「Publisher」 といる高い壁が存在しました。作ったゲームをリリースするためにはゲームを載せるプラットフォームのパブリッシャー(例えSteamとか)に許可を得ないといけません。(ついでに審査も通らないといけない)ゲームの製作だけで精一杯なのに、配布するにもかなり手間がかかります。モバイルストアがオープンマーケットを作ったのは革新的でした。そのおかげで製作チームだけの小さい会社もゲームリリースができ、市場初期にはアプリ1本が大ヒットして金持ちになったベンチャー企業もよく見られました。(ある意味のGold Rush)
オープンマーケットでも広告や接客のためにパブリッシャーを挟むケースも多いですが、今はパブリッシャがゲームリリースに必須不可欠な存在ではありません。
Webゲームを配布するにはサーバーとドメインが必要です。昔はサーバー購入やシステム構築、管理などに結構の人力と費用とがかかりましたが、最近はアマゾン、グーグル、MS見たいな巨大企業がサーバー賃貸サービスを積極的に展開してます。小規模サービスなら安い金額でサーバーを借りることができます(しかも初期セッティング、管理も全部やってくれる)。もはやゲームさえ作れば簡単に配布ができる時代になりました。
(そこで生じる疑問は 「審査はどうする?」 ことです。法律にはあまり詳しくないので、個人で作ったゲームを審査無しで勝手にサービスしても大丈夫なのか?気になります。)
サービスリリースにかかるコストが低いのは小規模チームにとってはとても重要なポイントです。
話しが少し長くなりましたが、Webゲームは色んな理由で魅力的な環境だと思います。僕はこのWebゲーム市場がこれからどう変わっていくのかを楽しみにしてます。
僕はずいぶん長い期間ゲーム開発に努めましたが、そのプラットフォームは時代によって変わってきました。
学生の頃、ゲームと言えばゲームセンターのアケードゲームや家庭用コンソール、PCゲームが普通でした。
ネット環境が整えてからはPC基板のオンラインゲームが流行りました。
FacebookのようなSNSが流行ってからソーシャルゲームという新ジャンルが生まれ、ゲームのパラダイムが変わりました。
スマホが必須アイテムになった今の時期は断然モバイルゲームが主流であり、この流行りはしばらく続くでしょう。
(もちろん各プラットフォームは共に自分なりの生態界を構築してます)
さて、モバイル時代を引き継ぐ次のメインプラットフォームは何になるでしょう?
VR?
僕はWebゲームだと思います。
(ここで話してるWebゲームとは別途のインストールが必要なくブラウザー上で遊べるゲームを言います)
Webゲームは実は結構長い歴史を持ってましたが、今まで主流になったことはないです。
僕がこれからWebゲームが流行ると予想している理由は幾つあります。
その一方、ウェブサービスは汎用性が重要だったので、ブラウザーの性能はゲームに向いてなかったです。
でもウェブ技術は発展し続けて、色んなインタラクションができるように変わり続けてきました。
ついにウェブ上で使えるGraphic Library 「WebGL」が登場し、ブラウザーでも良い品質の描画ができるようになりました。
(その前 「Flash」がウェブ系を風靡した時期もありましたが、今はもうロストテクノロジーになってしまって…)
そしてUnityエンジンが公式にWebGLを支援することで、既存のゲーム製作者も簡単にWebゲームを作れる環境ができました。
ハードウェアはどんどん良くなるし、今はカジュアルゲーム級クオリティならウェブ上で充分実現できます。
ただし、ゲームについてはモバイル環境だからこそ問題になる致命的な制約が2つあります。
- 画面サイズ:小さい画面のモバイル端末は片手で操作できるように縦長いレイアウトになってます。モバイルゲームはこの画面サイズとレイアウトに限られてます。
- 操作:画面をタップする操作しかできないので、その操作に合わせてゲームをデザインするしかないです。
オープンマーケットでも広告や接客のためにパブリッシャーを挟むケースも多いですが、今はパブリッシャがゲームリリースに必須不可欠な存在ではありません。
Webゲームを配布するにはサーバーとドメインが必要です。昔はサーバー購入やシステム構築、管理などに結構の人力と費用とがかかりましたが、最近はアマゾン、グーグル、MS見たいな巨大企業がサーバー賃貸サービスを積極的に展開してます。小規模サービスなら安い金額でサーバーを借りることができます(しかも初期セッティング、管理も全部やってくれる)。もはやゲームさえ作れば簡単に配布ができる時代になりました。
(そこで生じる疑問は 「審査はどうする?」 ことです。法律にはあまり詳しくないので、個人で作ったゲームを審査無しで勝手にサービスしても大丈夫なのか?気になります。)
サービスリリースにかかるコストが低いのは小規模チームにとってはとても重要なポイントです。
話しが少し長くなりましたが、Webゲームは色んな理由で魅力的な環境だと思います。僕はこのWebゲーム市場がこれからどう変わっていくのかを楽しみにしてます。
※ 元ブログから移転された記事です。
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